今日から始められる簡単な虫対策があるのでご紹介します!
賃貸暮らしで気になることの1つ、虫問題。
特に、1人暮らしの方や、テレワークや育児などで家にいる時間が長い方などは心配になりますよね。
そこで今回は、虫が出にくい賃貸物件の特徴やすぐに実践できる虫対策、活用したい虫対策グッズなどを詳しくまとめました。
もう賃貸で虫を見たくない!万が一虫が出ても1匹だけで終わらせたい!そんな方はぜひ最後までお読みください。
Contents
虫はどこから入ってくる?

家じゅうの至るところに現れる虫たち。
虫の種類にもよりますが、ほんの数ミリの隙間からも家の中に入ってくると言われています。
まずは、虫の侵入経路を確認しましょう。
玄関
私たちと同様に、虫も玄関から入ってくることがあります。
入ってくるタイミングは、人が出入りするときや、扉を開け放って少し換気をしている間などです。
また、玄関には隙間がないと思われがちですが、実は引き戸でも洋風タイプの玄関扉でもゴムパッキンの劣化や施工時の不具合、経年変化などが原因で隙間が生じる可能性が。
そのため、玄関扉をきっちり閉めていても虫が入ってくることもあり得ます。
窓やベランダ
窓やベランダも、代表的な虫の侵入経路。
網戸やサッシをしっかり閉めておいても、構造上どうしても隙間があいてしまうことがあります。
ベランダに潜んでいた虫が、窓の開閉時に一瞬の隙を狙って部屋に忍び込むケースも。
網戸に歪みや破れがある場合はさらに虫が入ってきやすくなるので、こまめなチェックを心がけましょう。
給気口や排気口

空気の入れ替えを行う給気口や排気口も、虫の通り道の1つ。
2003年の改正建築基準法施行により、賃貸住宅に24時間換気システムの設置が義務付けられました。
換気を行う給気口や排気口には穴がありますが、フィルターがついているので大きな虫が侵入することはないでしょう。
しかし、家の外を飛んでいた小さな虫が、フィルターの小さな目をくぐって家の中に入ってくる可能性は考えられます。
また、フィルターが薄すぎると虫が食い破って侵入することもあるので注意が必要です。
排水溝
ジメジメした環境を好む虫は、キッチンやトイレ、お風呂場などの排水溝からも入ってきます。
通常、排水溝には害虫の侵入を防ぐためにトラップと呼ばれる場所が設けてあり、そこに常時水が溜まっていると虫は上がってこられません。
しかし、トラップの故障や長時間水を使わないことによるトラップの乾きなどが原因となり、虫が入ってきてしまう場合もあるのです。
また、ゴキブリなどの害虫は雑菌も好物。
キッチンの排水溝にあるゴミ受けなどの掃除を怠ると、ヌメリが発生し害虫を呼び寄せることにつながります。
虫が出にくい物件の特徴

絶対に虫が出ない物件は存在しませんが、誰しもできるだけ虫が出にくい物件に住みたいと思うもの。
では、どのような物件だとあまり虫を見なくてすむのでしょうか。
ここでは、虫がでにくい物件の周辺環境や、建物の特徴などをご紹介します。
周辺環境のポイント

まず、虫が出にくいと言われている物件の周辺環境は次のとおり。
- 飲食店などが多い繁華街がない
- スーパーやコンビニが近すぎない
- 隣人のベランダが汚くない
- 公園などの自然がない
虫は、エサがある場所にたくさん現れます。
飲食店などは、生ごみが多く出るため虫が集まりやすいと言えるでしょう。
スーパーやコンビニも自宅の近くにあると便利ですが、やはり食べ物を扱うところなので覚悟が必要です。
また、飲食店などが近くになくても、隣人のベランダに生ごみなどが大量に放置されていると自分の家にも虫が入ってくる可能性があります。
公園や川、森林などの自然が身近にある物件も、蚊などの虫に悩まされることが多いと言えるでしょう。
建物・部屋のポイント

次に、虫が出にくい物件の建物やお部屋の特徴をまとめました。
- 鉄筋コンクリート造
- 築年数が浅い
- 玄関扉に郵便受けがない
- 3階以上の部屋
- 日当たりや風通しが良い
木造よりも、かっちりとした鉄筋コンクリート造の物件のほうが虫は出にくいと言われています。
築年数が浅いと、すでに虫の住処があったり、経年劣化で建物に大きな隙間があったりする可能性は低いでしょう。
隙間から虫が入ってくる場合がある玄関扉の郵便受けも、築浅物件にはあまり見られません。
また、虫は飛ぶこともありますが、基本的には地面にいるので地面に近ければ近いほど部屋に入ってきやすいと言えます。
虫が苦手な方は、1階よりも2階、2階よりも3階の部屋を選びましょう。
湿気のある場所も虫の住処となり得るので、日当たりや通風性も要確認です。
今すぐ実践したい賃貸の虫対策

たとえ虫が出にくい物件に住んだとしても、気をゆるめると虫は侵入してきます。
大切なのは、日ごろから虫対策を欠かさないこと。
ここでは、今日からすぐに実践できる賃貸の虫対策をご紹介します。
生ごみを溜めすぎない
生活をしていると生ごみは必ず発生するものですが、溜めすぎないように注意しましょう。
キッチンのシンクの三角コーナーや排水溝の生ごみを放置すると、すぐに臭いが発生して虫が近寄ってくる原因となります。
生ごみをまとめる際は、水気をしっかり切ってビニール袋などに入れて密閉します。
まとめた生ごみは、生ごみの回収日まではフタ付きのごみ箱などで保管しておくと良いでしょう。
ディスポーザーがある場合はぜひ使いましょう。

窓を開けっぱなしにしない
当然ですが、窓を開けたままにしておくと虫の侵入は避けられません。
換気をする場合は、時間を決めて長時間窓が開いたままにならないように注意しましょう。
また、窓を開けるときには、正しい開け方を心がけるのがポイント。
- 網戸が左側にある場合
→室外側の窓を右側にする - 網戸が右側にある場合
→室外側の窓を左側にする
室内側の窓を中途半端に開けてしまうと、窓と網戸の間に隙間ができて、網戸をしていてもそこから虫が入ってきます。
網戸の破れを放置しない

網戸の歪みや破れを見つけた場合、そのままにせずにすぐに管理会社やオーナーに連絡し、修理を依頼しましょう。
もちろん自分がうっかり強い力をかけてしまったり、子どもが破ってしまったりした場合は、修理代は自己負担となるでしょう。
しかし、そのままにしておくと大きな虫が入ってくる可能性があるので、早めの対処が必要です。
段ボールはすぐに捨てる

実は、段ボールは虫にとっては天国。
段ボールの中は高温多湿で暗くなっており、虫が好む環境が整っているためです。
通販で届く段ボールをDIYなどに活用される方もいらっしゃいますが、虫が苦手ならばやめたほうが良いでしょう。
通販や引っ越しの段ボールなどはできるだけ早く捨てて、どうしても収納に段ボールを使いたい場合は新品のものを購入しましょう。
段ボールを捨てる前の保管も、日当たりが良い場所にしておいたほうが安心です。
植物の管理を徹底する
ベランダや室内の一角に、観葉植物などを置いている方も多いでしょう。
しかし、植物があると虫は発生しやすくなります。
水受けの水をそのままにしておくとそこに虫がやってきますし、有機質の土を使っていると虫に卵を産まれてしまう可能性も。
水は溜まったらすぐに捨てる、無機質の土を使用する、虫がつきにくい植物を育てるなどの対策が必要です。
- パキラ
- ガジュマル
- サンセベリア
賃貸で使える!虫対策グッズ

最後に、賃貸で暮らすうえでぜひ備えておきたい虫対策グッズをご紹介します。
設置型の駆除剤
主にゴキブリを対象としたもので、大きく3つに分けられます。
- 捕獲タイプ
- 毒餌タイプ
- 忌避剤タイプ
捕獲タイプの商品は、箱の中の粘着剤などを利用して侵入してきた虫を捕まえるもので、コスパが良いのが特徴です。
画像引用:アース製薬
虫を徹底的に駆除したい場合は、フィプロニルなどの成分を含む毒餌タイプのものがおすすめ。

殺虫成分が入った餌を虫が食べ、その餌を食べた虫が糞をし、また別の虫がその糞を食べるので殺虫効果の拡散が期待できます。
強い殺虫剤などに抵抗がある方は、忌避剤タイプのものを使いましょう。
画像引用:アース製薬
水回りなどゴキブリが好む場所に、ゴキブリが苦手とするアロマが入った忌避剤を置き室内への侵入を防ぎます。
- レモン
- ユーカリ
- ラベンダー
- ローズマリー
- ミント (ハッカ)
スプレータイプの駆除剤

ゴキブリや蚊などを対象としたもので、さまざまなタイプの商品が出ています。
- 虫を殺す
- 虫を泡で固める
- 虫を待ち伏せして殺す
- 虫を凍らせて動きを止める
それぞれ使える場所などが違うので、1つずつそろえておくと安心です。
くん煙タイプの駆除剤
画像引用:アース製薬
引っ越しのタイミングや季節の変わり目などに使用します。
ゴキブリはもちろん、ダニやノミまでも徹底的に駆除できるのが特徴。
昔ながらの煙タイプのほか、最近では煙量や臭いが少ない水タイプの商品も出ています。
水タイプだと部屋もあまり汚れないので、賃貸でも気軽に使えますね。
吊り下げタイプの虫よけ剤
画像引用:アース製薬
主に蚊やコバエなどに効果があり、ベランダや玄関などに吊り下げて使います。
吊るだけで簡単に嫌な虫をシャットアウト。
キャラクターデザインの商品や、天然アロマの香りの商品などもあるので、好みにあったものを選べます。
防虫キャップ

エアコンの排水ホースの先につけて、ゴキブリやムカデなどの虫がホースを通り室内に侵入するのを防ぎます。
キャップは1分あればつけられますし、100均などでも手軽に手に入ります。
購入時のサイズ確認や、使用中も隙間ができていないかの確認を忘れないようにしましょう。
換気扇の虫よけフィルター
画像引用:東洋アルミエコープロダクツ
換気扇は外部と通じているので、虫が入ってきやすい場所だと言えます。
給気口や排気口にはフィルターがある場合が多いですが、破れていたりすると虫の侵入を許してしまうのでこまめにチェックしましょう。
フィルターは100均などでも購入できます。
また、プロペラがむき出しになっているタイプの換気扇の場合、フィルターはつけられませんが専用の虫よけネットで対処可能です。
防虫テープ
画像引用:新江州
虫が嫌がる成分が練りこまれたテープを、壁と床の隙間や窓際などに貼り、室内に虫が入ってこないようにします。
蟻やゴキブリ、蜘蛛などに効果があるとされています。
床などに直接貼ると剥がしたときにのりなどが残ってしまう可能性もあるので、マスキングテープなどの上から貼るようにしましょう。
虫対策をして快適な賃貸ライフを!

このページでは、賃貸の虫対策について詳しくご紹介しました。
虫の侵入経路や虫が出やすい物件の特徴もしっかり把握しておくと、効果的な虫対策ができるようになります。
虫の動きは暖かくなる春から夏にかけて活発になるので、心配な方はできるだけ早めに対処しましょう!


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